こんにちは、miniです。皆さんいかがお過ごしでしょうか。
皆さん、ボランティア活動に参加したことはありますか？？私は、日本にいたころはボランティアとはあまりなじみがありませんでした。カナダに来て、移住者向けのサービスに携わってくれるボランティアの方とお話したり、いろんな施設でボランティアスタッフの方を見かけるようになったり。ボランティアってこんなに身近な存在なんだ、と改めて知りました。
カナダでボランティアを始める際、子どもや高齢者など保護対象者と関わる活動では「Vulnerable Sector Check（VSC）」が必要です。今回の記事ではこちらについてまとめています。
それではさっそく見ていきましょう♪
H2: VSC（Vulnerable Sector Check）とは？
ボランティアはどうやって始めるの？
カナダでボランティアを始める際、子どもや高齢者などと関わる活動では「Vulnerable Sector Check（VSC）」が必要です。これは犯罪経歴確認で、簡単に言うと「過去に犯罪にかかわっていない」ことの証明です。多くの団体で、ボランティア参加前に提出を求められます。
VSCとは、カナダで子ども・高齢者・障がいのある方など“脆弱な人々”と関わるボランティアや雇用時に求められる身元調査です。
VSCとは、警察による情報チェックに加え、性犯罪による前科の停止（恩赦）の有無を確認するチェックです。VSCは、児童および社会的弱者を保護するために2000年に創設され、犯罪記録法第6条3項(3)に規定されています。
https://rcmp.ca/en/criminal-records/criminal-record-checks/vulnerable-sector-checks?utm_source=chatgpt.com
ボランティアしたい！VSC申請前に準備するもの
必要書類を教えて！
- 有効な身分証明書（パスポート、運転免許証 など）
- 住所証明（公共料金請求書など）
- ボランティア先からの依頼文（レター）：正式なLetterhead入りであれば、手数料が免除されるケースも多いですpolicesolutions.cahaltonpolice.ca。
VSCの申請方法
申請方法を教えて！
オンライン申請の流れ
- 地域の警察サービス（例: London Police Service）公式サイトへアクセス。ロンドン市の場合はロンドン市警察公式サイト。
- online か in person を選ぶところがあるので、onlineを選択。(画像あり)
- London Police Service Police Record Checks というページに進み、赤いボタンのclick hereを選択（画像あり）
- 後は手順に沿って自分の情報を入力し、支払いを済ませる
- 「Vulnerable Sector Check（VSC）」を選択し、ボランティアを希望する団体から提供される**エージェンシーコード（agency code）**を入力して申請londonpolice.catps.ca。
窓口または郵送申請の流れ
- 警察署の窓口へ必要書類を持参するか、指定の申請フォームと身分証のコピーを郵送します。
- ローカルの警察サイトで最新申請書や申込先を確認してくださいcpbao.ca。
料金と無料になる条件
申請には料金がかかるってほんと？
本当です。ボランティアなのでそもそも無償ではたらくのですが、このVSCチェックを申請するのに料金が必要です。ロンドン市の場合、ボランティアを始めるためにVSCを申請する人は＄15の支払いが必要です。
※ボランティア目的の場合、団体からのレターがあれば手数料無料となるケースもありますpolicesolutions.cahaltonpolice.ca。
ボランティアをやったことがない私にとっては、「え？！お金払ってボランティアするの？」と思いましたが、こちらではボランティア歴も立派な職歴なんだそうです。ボランティアに参加し、しっかりと経験とコネをつくり、将来につなげている若者が多いのだと思います。
取得にかかる時間と注意点
通常の処理期間は2〜4週間程度ですが、混雑期などではさらに時間がかかる場合もあるようです。
参加したいボランティア活動があるのであれば、余裕をもって行動し始めるのがおすすめです。
受け取りと提出方法
完了したVSCはPDFでオンラインダウンロード可能な場合が多く、電子提出がスムーズです。私はオンラインでダウンロードしました。VSC申請から受け取りまですべてオンライン、どこにも出向く必要がなくとても便利でした。
郵送や窓口での受取を希望する場合は、申請時に指定することも可能だそうです。
注意点があります！！以下を必ず読んでください！
VSCのダウンロードは31日間のみ
私はというと、相変わらずうっかりしているので31日間を過ぎても放置していたため、VSCのダウンロードができなくなってしまいました。。。ロンドン市警にEメールを送りご対応いただき、なんとかなりましたが、、どうぞ皆さん、私のようにならないよう、お気を付けください笑
どんな場面で使ったのか？私の体験談
私はこれまで2種類のボランティアに参加しました。一つはホームレス受け入れ施設でのボランティア、もう一つは学校からの遠足の引率ボランティアです。どちらの機会にも、ダウンロードしたVSCをEメールで提出しました。
ホームレス施設はダウンタウンにある、ホームレスの受け入れ施設です。私は食堂のサーバーとして数日ボランティアしました。ここでは無料で食事を提供したり、衣類を配ったり、シャワーを利用できたり、また夜にはマットレスが敷かれ体を休めることができます。ここで見る景色はなかなかのもので、最初度肝を抜かれました。カナダのホームレスは、薬物中毒っぽい人が多く、目線も動きも通常の人々とは違います。おどおどしながら食事を配っていると、”Welcome to the under world.”と声をかけられました。
自分がどれほど恵まれていたのか気付く貴重な機会となりました
学校の遠足引率ボランティアは、学校へ提出する書類でボランティアに志願したのち、担任の先生からVSCの提出を求められる流れでした。一緒に参加した他の保護者さんは、この引率ボランティアのために初めてVSCを申請した、と話していました。その経験についてはこちら
まとめ
- VSCの申請は早めの行動が安心。必要書類や手数料、申請方法を把握し、余裕を持って準備を。
- 団体との連携（ボランティアレター入手など）がスムーズなスタートにつながります。
- VSCが完成したら、ダウンロードはお早めに。
参考リンク（申請用公式ページ）
- RCMP（カナダ王立騎馬警察）によるVSC概要ページ（全国共通の認定範囲など）：RCMPウェブサイト rcmp.ca
- ロンドン市（Ontario州）の警察によるVSC案内：London Police Service londonpolice.ca
- 別地域・ハルトン警察などでの詳細説明：Halton Regional Police Service haltonpolice.ca
- トロント警察のVSCオンライン申請と処理状況案内：Toronto Police Service tps.ca
いかがでしょうか。ボランティア活動が盛んな北米ならではの、貴重な経験ができるところがいいですね。カナダに移住を考えている人、ボランティアってどうやって始めるの？という人の参考になればうれしいです。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。では皆様良い一日をお過ごしください♪
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