こんにちは、miniです。皆さんいかがお過ごしでしょうか。
カナダでは11月11日は、Remembrance Dayという日です。11月11日は第一次世界大戦が終わった日なので、この戦いで亡くなった人を追悼する日です。学校は祝日ではありませんが、病院や銀行、役所などは祝日でお休みです。この日が近づくと、人々はポピーの花を左胸につけます。場所によっては11時に黙とうをささげるそうです。
さて、先日はカナダの学校イベントをご紹介しました。
今回は車を借りてデトロイトに行ってきましたのでご紹介します。
レンタカーを借りる
車を借りたのはロンドン国際空港。いつもExpediaのサイトから車を借りています。このサイトでは、価格の比較もできて便利です。今回は朝9時に借りて夜9時に返すプランにしました。今回はKIAの白い車でした。KIAは韓国の会社です。
車の保険は今回頼まず、クレジットカード付帯のものにしました。使っているクレジットカードについてはこちら。レンタカーもBudgetという会社からだと割引になるし、レンタカーの保険がついています。
デトロイトについて
アメリカ合衆国ミシガン州にある大都市。カナダとの国境に位置する。
エリー湖やミシガン湖からも近く、五大湖の物流の中心地。
*自動車産業 フォード、ゼネラルモーターズ、クライスラーといった大手の自動車メーカーがここで成長した
*音楽の街 モータウンレコードという音楽レーベルの発祥地。スティービーワンダー、ジャクソンファイブ、ダイアナロスなどを輩出
*スポーツの街 MLBのデトロイトタイガースをはじめアイスホッケー・バスケなど様々なプロチームがある
*治安は長く悪いとされてきたが最近の再開発で改善されてきている
デトロイトはアメリカなので、陸路で国境を超えることになります。
結論から言うと、陸路での国境越え、事前準備と持ち物がとても重要です。違う国に行くのですから、簡単にスッとは通れませんでした。
持ち物と事前準備
パスポート、ビザ、ESTA、I-94(いずれも全員分)
ESTAとは、日本など特定のパスポート保持者が、ビザなしで入国する際に必要なオンライン申請。アメリカ渡航前に申請し承認される必要があります。つまり渡航前に申請する入国許可。私たちは前日の朝に申請し、1時間くらいで承認されました。
I-94とはアメリカに渡航するすべての外国人の入国記録。滞在許可期限が記録される。つまり、入国後の滞在記録。渡航予定日の最大7日前より申請可。ただし、これはあくまで事前の手続きを簡略化するもの。待ち時間短縮はできるが、入国時の審査がなくなるわけではない。
飛行機でアメリカに渡航するときも、実はI-94は発行されています。ただし、パスポート情報と紐付けられ、渡航者本人のI-94申請や手数料も必要ありません。メキシコやカナダから陸路でアメリカに入る場合、I-94の申請手数料が必要となります。陸路でアメリカ入りを考えている方、ご注意ください。また、一度発行したI-94の有効期限はESTA利用の場合、90日となります。
ESTA申請はこちらから(日本語表記も選択できます)
I-94申請はこちらから
アンバサダー橋と入国審査
アメリカ入国前、橋を渡りました。ここがアンバサダー橋。カナダ側にカナダの国旗、アメリカ側にアメリカの国旗がありました。
橋を渡るとすぐに入国審査。ETCのゲートのようにも見えます。電光掲示板にOPENと書いてあるレーンに進みます。前の車が進むまでSTOPサインで待ちます。自分の番がくると進み、窓からパスポートを全員分渡します。アメリカにはどこに、何をしに行くか、何日滞在予定か聞かれます。そしてオレンジ色の紙を車に貼られ、次の場所へ。
ここでは屈強そうなアメリカの警察官がたくさん。全員体格が大きく、サングラスをして強面。大きなライフル銃を持っている警官もいました。とても重々しい雰囲気です。車のキーをダッシュボードに置き、全員中からでるように指示されます。持っていていいのはID(パスポート)と現金のみ。そして貼られたオレンジの紙を持って建物(入国審査)に入るように言われます。車から人が出たら警察官が車内の荷物をチェック。国境をこえるため、飛行機と同じで生の野菜や肉、アルコールなどは持ち込めません。前の人はトマトなど車のトランクに積んでいましたが、取り上げられていました。
上の写真、右側の建物で入国審査。ここでもアメリカに入る理由、滞在場所、滞在日数などを聞かれ、I-94を持っているか聞かれます。写真を撮ったり、指紋を取ったりしました。そして最後にI-94の発行手数料、一人6$、家族4人で24$(US$)を支払い、解放されました。
入国審査を終えたら最後に通行料を支払い、ようやくアメリカに入国!!通行料は8$(USドル)(2024年現在)
こちらのサイトを見ると、各地の入国審査ゲートでの待ち時間や持ち込み禁止品リストが確認できます。
最初に入国審査ゲートに並びだしてからトータル1時間半ほどかかりました。そしてアメリカ入国後またハプニングが、、、
なんとスマホの電波がなくなり、車のナビが消えました。。インターネットが使えなくなったのです。私たちはカナダで有効なSIMを使っているので、アメリカに入ると使えません。超パニックです。笑 今回、インターネットのことはすっかり忘れていました。異国の地でネットなし、どこに進めばいいか分からない、、とんでもない不安感でいっぱいです。なんとか路肩に止め、解決策を探ります。もう一台のスマホのGPS情報と最後に検索したGoogleMapの履歴から目的地へ何とか到着しました。ひやひやでした。アメリカ渡航の際はSIMをお忘れなく!!
目的地の公共Wifiを使い、SIMを購入。ようやくネットを使える状態になりました。そして、ナビが使えないあいだは、デトロイトダウンタウンにいたようです。車内から有名なモニュメントが見えました。
今回の目的地はヘンリーフォードミュージアムです。入国で時間をロスしたのでこちらでの滞在は3時間ほどとなりました。
ヘンリーフォードミュージアム
ヘンリーフォードミュージアム
アメリカの産業史や自動車に関連する展示が充実する博物館。
住所 20900 Oakwood Blvd, Dearborn, MI 48124, USA
営業時間 月曜日~土曜日: 9:30 AM ~ 5:00 PM
日曜日: 9:30 AM ~ 5:00 PM
電話番号 +1 313-982-6001
公式サイト https://www.thehenryford.org/
料金は入場料大人34$、こども(5~11)25.5$オンラインで事前に買っておくと少しだけ安いです。
外観はこんな感じ。
入ってすぐ、目を引くのが黒でピカピカの大きな車。こちらはケネディ大統領が、テキサス州ダラス訪問時、暗殺されたときに乗っていた車。(レプリカではなく本物です)こちらは1961年製、リンカーンコンチネンタルの改造モデル。この車には取り外し可能な透明の屋根がついていましたが、この日は天候もよく、沿道の観衆に手を振りやすいよう外されていました。結果として、暗殺されるという結果になってしまいました。
ケネディ大統領暗殺事件後も、この車は引退せず、防弾仕様に改良されて次の大統領たちを乗せていたそうです。
こちらでは人々の移動手段の変化が展示されていました。
昔のガソリンスタンド、昔の信号、昔のチャイルドシートなど。子供たちが手を動かし遊んで学べるコーナーもありました。
大きな蒸気機関車や電車も展示されていました。蒸気機関車では中に入り、操縦席を見たり音を鳴らしたりできました。また、ジオラマコーナーではミニチュアの電車がたくさん走っていて子どもたちも大興奮。トーマスも走っていました。見ているだけで楽しかったです。
休憩タイム。マクドナルドの看板の奥、古い電車の中でドリンクを注文しました。注文したのはクリームソーダとフロート。
キャンピングカーやユニークな車。
つぎにレースカーコーナー。ここでは様々なレースカーの展示を見ることができました。なかにはレースで大破したものもありました。この時のドライバーは片手にやけどと怪我を負っただけだったそうで、驚きです。しかしこの事故以降、エンジン部分などにさらなる改良がされるきっかけとなりました。また、指定部分に肘を置くと骨伝導で音がよく聞こえる仕組みもありました。レースの緊迫感ある大音量を間近で体験しているような気分になりました。
つぎに飛行機コーナー。巨大な飛行機の数々が展示されています。空を飛ぶことへの人類の夢、そしてあくなき挑戦を感じました。紙飛行機を作るコーナー、飛ばせるコーナーもありました。子どもたちが各々折った紙飛行機をどこまで飛ばせるか、で盛り上がっていました。
つぎは大きな絵画。発明家トーマスエジソンとヘンリーフォードは親しい友人であり、ビジネスパートナーでした。フォードは自動車メーカーを立ち上げる前からエジソンに強く影響を受けていました。エジソンもフォードの情熱を評価し、ふたりは会ってすぐ親しくなったそう。こちらの絵では二人がパーティを開いたときの絵で、パーティに招かれているのは有名人や政治家などだそうです。
レンタカーは9時までに返却なので、ここで帰る時間となってしまいました。帰りはブルーウォーター橋というところを通りました。
ブルーウォーター橋と入国審査
帰りは行きとは違う橋を渡り、カナダへ向かいました。Sarniaというところにある、ブルーウォーター橋です。
国境が近づくと、カナダの国旗とアメリカの国旗が道に表示されるので、カナダの国旗のある道を選びます。
そして行きと同じで窓からパスポート全員分を見せます。カナダでのステータスを示すため、ビザも全員分必要です。私たちは一人分しかビザがなく、次回は必ず、全員分持ってくるよう何度も言われ、何とか通してもらいました。皆さん、どうかご注意ください。
公式サイトはこちら
通行料も支払いました。乗用車、カード決済だと6$(カナダドル)です。
いかがでしたでしょうか。デトロイト日帰りの旅をご紹介しました。お出かけのヒントになれば幸いです。ここまで読んでいただきありがとうございました。では皆様、良い一日をお過ごしください🎵
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