こんにちは、miniです。皆さんいかがお過ごしでしょうか。
カナダでは夏休みに入り2週間が経ちました。子どもたちは今年、まだサマーキャンプ(夏の学童)に登録していません。ですが今年こそ、サマーキャンプに行ってほしいので(笑)今探し中です。日本も例年通り暑いと思いますが、カナダも、30℃を超える猛暑で連日溶けそうです。特に断熱性の高い室内は熱がこもり、エアコンをつけないと不快なほどです。
さて、そんな夏休みですが私たちはカルガリーに旅行に行ってきました。前回の記事がこちら
今回はロイヤルティレル恐竜博物館に行ってきたのでご紹介します!
それではさっそく見ていきましょう♪
はじめに|子どもも大人も夢中になる恐竜博物館へ!
カルガリー旅行2日目、私たちが向かったのは、恐竜の町ドラムヘラー。
その中でも最大の目的地が、ロイヤル・ティレル恐竜博物館(Royal Tyrrell Museum)でした。
ロイヤルティレル恐竜博物館は、世界三大恐竜博物館と言われます。他の二つは福井県の、福井県立恐竜博物館、中国の自貢恐竜博物館です。私たちは実は福井県の恐竜博物館は行ったことがあり、大変感動したので、ぜひロイヤルティレル博物館も行きたい、と思っていました!
世界的にも珍しい、恐竜と化石専門の博物館として知られ、館内には本物の化石や精密に再現された恐竜の模型など、見どころがぎっしり。子どもだけでなく大人も時間を忘れて楽しめるスポットです。
今回は、実際に訪れて感じたおすすめ展示や、化石探しなどの体験アクティビティ、所要時間や施設の情報も含めて、写真付きでレポートします。
「行ってみたいけど、どんな場所?子連れでも楽しめる?」という方の参考になればうれしいです!
ロイヤル・ティレル恐竜博物館ってどんなところ?
ロイヤルティレル恐竜博物館、基本情報
まずは博物館の基本情報から。

ロイヤルティレル恐竜博物館
住所 1500 N Dinosaur Trail, Drumheller, AB T0J 0Y0
営業時間 9AM~9PM
公式サイト http://www.tyrrellmuseum.com/
電話 +14038237707
ロイヤルティレル恐竜博物館、来館予約と入館料
来館予約はこちら。下の表のように、30分毎に入る時間を指定してチケット購入ができます

私たちはというと、事前のオンラインチケット購入はしなかったのですが、朝早く(9:30ごろ)だったこともあって、直接チケットカウンターで購入しスムーズに中に入れました。
入館料はこちら
年齢 | 値段 |
大人(18~64歳) | 21$ |
シニア(65歳~) | 14$ |
こども(7~17歳) | 10$ |
こども(6歳以下) | Free |
ファミリーパス(大人2人、7~17歳の子、最大8人まで) | 50$ |
ここに注目!おすすめ展示と見どころ
私が個人的におすすめする、見てほしい展示をランキング形式で紹介します。
ロイヤルティレル恐竜博物館、おすすめ展示第3位
私目線でのランキング第3位はこちら。こんなに綺麗な形で保存されていること、すごいですよね??!!こちらの化石はカナダ・アルバータで発見されており、最も保存状態がいいとされ有名です。
掘り出しの最中、化石がバラバラにならないよう、ある程度全容が分かったら石膏をまわりに流し込みます。そして、かためた石膏ごと化石を丸ごと取り出して、あとは慎重に接着剤を使いながら削っていくのだそうです。
こんなに大きな化石が丸ごと地面から出てくることを想像すると、とってもテンションがあがります!!!笑 というわけでこちらが私の中で3位。

ロイヤルティレル恐竜博物館、おすすめ展示第2位
個人的なおすすめ第2位はこちら。このポーズですが、実は恐竜の死のポーズとして知られています。多くの(肉食)恐竜が死ぬときに頭部が背中の方へ大きく反り返り、しっぽも大きく持ち上がっている、このポーズで見つかるそうです。この原因についてはまだ完全には解明されていません。
デスポーズとは、恐竜や鳥類化石の骨格が示す特徴的な姿勢の俗称である。
恐竜や鳥類の骨格が連結した状態で見つかる場合、上体を仰け反らせ、尾を伸ばし、口を広く開けた状態で見つかることが多い。
生息年代や発見場所に関わらず確認される現象であることから、その原因は学術的な議論の対象になっている。当初は死亡したあとに頸部の背中側にある靭帯が乾燥・収縮するため[1]とされていたが、死後硬直の一種である弓なり緊張 (後弓反張(英語版))を原因とする仮説もある[2]。また、体が川や海で押し流された際の水流の影響[3] とする説も存在したが、上記の弓なり緊張説の中で、時代や場所を問わず同じ姿勢である点、手足が同じ方向を向いていない点を説明できないと指摘されている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%82%BA
このポーズの理由はいくつかあります。神経と筋肉の痙攣説(水中や火山灰による窒息が原因)、死後の乾燥による説、水中の浮力説など。完全には解明されていないため今でも議論がされているそうですが、確かなことは生きている時の自然な状態ではないこと。

こちらは死のポーズをとっているティラノサウルス。このティラノサウルスもとても保存状態がよく、「ブラックビューティ」という愛称で呼ばれます。1980年に発見され、化石化した骨の黒っぽい色とその美しさから、この愛称が付けられました。化石化する際に、ミネラル豊富な地下水が骨に浸透したのだそうです。普通博物館の展示では、複数の個体からの骨を一つの展示とすることが多いそうですが、こちらのブラックビューティは元の骨格の85%が保存されています。
ロイヤルティレル恐竜博物館、おすすめ展示第1位
やはりおすすめ展示No1は、天下のティラノサウルスと、同時期の草食恐竜の代表選手、トリケラトプス。正面から取った写真がかっこよすぎです。この白亜紀のツートップがやはり恐竜好きをワクワクさせてくれます♪


フォトギャラリー
その他、ここで紹介しきれないほどの膨大な展示。どれもとっても興味深く、工夫された展示で、子供が手を動かすしかけもたっぷり。
大人にとっても、とってもワクワクする恐竜ワールド。丁寧な説明文や、職員さんが実際にブラシや接着剤を使いながらの化石をきれいにする作業を見られたり、ユニークな展示方法などですっかり惹きつけられました。


































ツアー・アクティビティ|化石探しやワークショップも!
ここロイヤルティレル恐竜博物館にもたくさんのアクティビティが用意されています。こちらからチェックできます。1カ月前にはすべて予約がいっぱい。今回はアクティビティはあきらめて展示を見て回りました。ツアーやアクティビティ参加を考えている人、早めの予約がおすすめです!!!
中でも私が気になったアクティビティはこちら。
化石発掘アクティビティ
Dig Experience 模擬の発掘現場までハイキングし、30分間程度の化石採掘をするアクティビティ。適切な靴、帽子の着用、日焼け止め、水の持参、場合によってはゴーグルを貸してもらえます。

5歳から
1人あたり15$
75分間のアクティビティ
定員20人まで
化石の型どりアクティビティ
Fossil Casting 石膏で化石の型をとって自宅に持ち帰れるアクティビティ。大人の同伴が必要

4歳から
1人あたり10$
45分間のアクティビティ
定員24人まで
館内の過ごし方と所要時間は?レストラン・お土産情報も
ロイヤルティレル恐竜博物館での過ごし方、館内アメニティや施設をご紹介します。
ベビーカー貸出し
ロビーで3$でベビーカーを貸し出してもらえます。
車いすも3$、ただし早いもの順となります。
屋外公園、Palaeo Play Park
ここは夏のみ開いている屋外の公園。展示に飽きたお子様はここで遊べます。

駐車場
駐車場は無料です。私たちは朝9時半ごろ着くように行ったら、駐車場は余裕がありましたが、正午過ぎ、出るころには駐車場がパンパンになっていました。早めの到着がおすすめです!!
カフェテリア
館内にカフェテリアがあります。150人収容可、3月15日~8月31日までは9AM~7PM、9月~3月14日までは10AM~4PMの営業。
ギフトショップ
館内にはギフトショップもあります。オンラインショップはこちら

所要時間
私たちは9時半に着いて、でたのは12時半くらい。アクティビティやツアーの参加なし、ごはん休憩もしないのであれば3時間程度でいいかと思います。
まとめ|恐竜好きなら絶対行きたい!旅のハイライトになる博物館
ロイヤル・ティレル恐竜博物館は、まさに“本物の化石に出会える場所”。
迫力のある展示や、実際に化石を掘るような体験ができるので、子どもたちはもちろん、大人も夢中になって時間を忘れます!!!
展示のスケールやクオリティは想像以上で、「これがカナダで見られるなんて…!」と驚きの連続。
アクセスは少し不便ですが、それだけの価値がしっかりある観光スポットだと思います。
恐竜が好きな方はもちろん、自然や地球の歴史に興味がある方にもおすすめの場所です。
ドラムヘラーに行くなら、ぜひ時間をたっぷりとって訪れてみてくださいね!
他にも、カナダ国内お出かけレポを記事にしています。
モントリオール秋の家族旅はこちら
春の花見はこちら
最後まで読んでいただきありがとうございました。では皆様良い一日をお過ごしください♪
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