こんにちは、miniです。皆さんいかがお過ごしでしょうか。
先日、上の子のクラスであった授業がとても面白かったそうなのでご紹介します。Roots of Empathy、という取り組みです。
Roots of Empathyとは
Roots of Empathyって何なの?
こちらはカナダ発祥の教育プログラム。メアリー・ゴードンという人が創設者。1996年に始まったそうです。
公式サイトはこちらhttps://rootsofempathy.org/
目的
・子どもたちが他者の感情を理解し、共感する力をはぐくむ。
・暴力やいじめの防止
・クラスの前向きな人間関係を築く
プログラムの内容
・生後2〜4ヶ月の赤ちゃんが登場します
・赤ちゃんとその親はクラスを定期的に訪問して、子どもたちは赤ちゃんの行動や感情を観察します
・赤ちゃんとその親とは別に、ファシリテーターがいます。ファシリテーターは、進行役として、子どもたちに「赤ちゃんは今どんな気持ちだと思う?」と質問を投げかけ、感情を考える時間をもちます。
・感情教育をします。赤ちゃんがどんな気持ちか考える過程で、他者の視点を考える練習をします
・長期プログラムです。約9ヶ月間、およそ10回ほどにわたり赤ちゃんは教室を訪れます。赤ちゃんの成長を追いながらプログラムが進みます。
つまり、赤ちゃんを教室に招き、赤ちゃんの感情について話したり、理解する、という内容だそうです。
実際の授業のようす
実は、子どもたちのクラスに赤ちゃんが来るのはこれまで赤ちゃんの体調不良により2回キャンセルになってしまい、2ヶ月越しでようやく赤ちゃんに会えたのだそうです🎵
赤ちゃん、めっちゃ可愛かった〜❤️
どんなことをしたの?
途中で赤ちゃんが泣いたんだよ。それでどうして泣いてるのかな?ってみんなで話しあって、分かったのはほしいおもちゃに手が届かなかったからだったんだよ。
みんなで赤ちゃん可愛い〜って言ってた。
次に赤ちゃんに会えるのも、とても楽しみにしています。このような教育プログラム、日本ではあまり馴染みがなく、面白い取組みだなぁと感じました。
他の教育プログラム
ほかにも、有名な教育プログラムとして以下のようなものがあります。
- MindUP(アメリカ女優が立ち上げたマインドフルネス、心を落ち着けることに焦点を当てた教育プログラム)
- Second Step(世界中で広く行われている、社会性と感情を学習するプログラム
- Zones of Regulation(感情と行動の自己管理を学ぶプログラム)
感想
カナダは日本よりも教育カリキュラムが柔軟、という印象です。(学年が違っても、同じクラスなのはカリキュラムが柔軟だからかなと思っています)なのでこういったプログラムも柔軟に組み込めるのかな、と思いました。
また、カナダは学力だけでなく社会性や感情的な成長も教育の大事な側面ととらえているようです。(日本も道徳の授業はありますが、学力と同等には重要視されていないですよね。。)
いかがでしたでしょうか。ここまで読んでいただきありがとうございました。小学校キッズや親御さんの参考になれば幸いです。
では皆様良い一日をお過ごしください♪
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